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lasikに関する最新の話題

円錐角膜なのでLASIKができないと言われたのですが、近視を治すにはどうしたらよいでしょうか?

円錐角膜の程度により治療方針が異なります。

 軽度の場合には、眼内コンタクト(有水晶体眼眼内レンズ)が適当です。
 中等度で、将来の進行が疑われる場合には、「クロスリンキング」という手法で、角膜の強度を強くして、円錐角膜の進行を止めてやる必要があります。具体的には、

 1.麻酔薬を点眼した後角膜上皮を取り除きます。
 2.角膜実質にリボフラビン(ビタミンB2)を30分間点眼します。
 3.角膜に30分間、370nmの紫外線を照射します。
 4.角膜に治療用ソフトコンタクトレンズをかぶせて終了です。

この手法を行うことにより、角膜を構成するコラーゲン線維間が「のり状物質」で架橋されることにより強度が増します。その後に、軽度の場合と同じ眼内コンタクト(有水晶体眼眼内レンズ)を移植します。必要があれば不正乱視を治す為に角膜内リングやCK(コンダクティブ・ケラトプラスティー)という手法を用いることもあります。

 重症で角膜が非常に薄くなっている場合には、角膜移植が必要になります。

最近話題になっているアベリーノ角膜変性症のDNA検査をLASIK術前に受ける必要はありますか?

結論から申しますと、LASIKの術前検査としてのDNA検査は必ずしも必要ではありません。根拠は2つあります。

第1 は、アベリーノ角膜変性症は常染色体優性遺伝という遺伝性の病気であるということです。つまり、将来アベリーノ角膜変性症になる方は、両親のいずれかに必ずアベリーノ角膜変性症が存在するということです。従って、両親のいずれかの角膜に小さな濁りが多発していないか眼科医にチェックして貰えば充分ということになります。両親共に濁りが無ければLASIKを受けても問題はありませんし、両親のどちらかに濁りが存在するならばLASIKはお勧めではありません。

第2 は、ホランドによる1992年のアメリカ眼科学会雑誌「Ophthalmology」に掲載されたアベリーノ角膜変性症 多数例の自然経過に関する報告や、眼科学の教科書によれば、重症の早期発症例を別にして、大多数の場合6~10才代にかけて片方の眼に小さな濁りで発症し、やがて両方の眼に見られる様になるとされています。即ち、眼科医が慎重に観察すれば20才以降の大人の場合には、大多数のアベリーノ角膜変性症は発見可能ということになります。どうしても 御心配なら、念のため両親に濁りがないか確認しておかれたらどうでしょうか。

万が一、LASIK後にアベリーノ角膜変性症を発症した場合にはどうしたら良いでしょうか?

京都府立医大での治療経験をお示し致します。

アベリーノ角膜変性症を発症 治療後

図1  治療前

図2  治療後

図1 はLASIK後にアベリーノ角膜変性症を発症し、大学に紹介された時の写真です。角膜全体に小さな濁りが多発しています。

図2 は治療後のもので、角膜の濁りはほとんど消失しています。具体的には、LASIKで作成したフラップを再びあけて、フラップの後面と角膜のベッド面にエキシマレーザーで治療的角膜切除(PTK)を行い、濁りを生じた層を消失させた後で、細胞の増殖を抑える薬剤(マイトマイシンC)を塗布します。治療直後には透明になっても混濁が再発してくることが予想されますので、将来的には角膜移植などが必要になるかもしれません。治療方法はありますが、アベリーノ角膜変性症と診断されればLASIKは受けないほうがいいでしょう。

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よくある質問

ウェイブフロントガイデッドレーシックは矯正手術を受ける人全員にお勧めできるものですか?

はい。これまでの矯正手段よりも、満足度の高い最適最良の視力を得ることができます。しかしながら、ウェイブフロントガイデッドレーシックでは、レーザーの切除量が増えるため、角膜の厚さによっては適応外となる場合があります。また瞳孔の小さい方にも向きません。あらかじめご了承ください。

見え方に違いがあるのですか?

同じ1.5の視力でも「見え方の質」が違います。テレビで例えると、ハイビジョン映像のように、ピントの合った、よりクリアな視力を得ることができます。

手術時間は今までより長くなりますか?

レーザーの照射時間は、数十秒長くなる程度です。全体の手術時間は、ほとんど変わりません。

ウェイブフロントガイデッドレーシックはどのくらい普及していますか?

アメリカでは屈折矯正手術の症例数の約70%のシェアです。日本ではまだ新しい技術のため、これから普及が見込まれています。

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よくある質問

視力について

視力はどのくらいまで回復しますか?

術前の状況や目標とする視力に個人差がありますが、ほとんどの方は術後の裸眼視力で1.0以上の視力を得ています。ただし、弱視などで矯正視力がでにくい場合手術を受けられても現在の矯正視力以上見えるようにはなりません。術後2~3時間はまぶしく、しかも涙がでてコロコロとした違和感があると思いますが、時間とともになくなります。個人差はありますが、術後一ヶ月でほぼ視力は安定します。若い人や近視の軽い方ほど視力の安定が早く、50歳以上の方はやや時間がかかる傾向があります。

レーシックで失明する事はありませんか?

これまでにレーシックで失明したという報告はありません。レーシックは2008年度、アメリカで100万眼、韓国で12万眼、日本で40万眼の実績があり広く世界に認められた手術と言えます。視力が命であるアメリカ空軍のパイロットにもこの手術が認められております。

夜の見え方に影響があると聞きましたが、どういうことですか?

従来の方式ですると夜間は「ハロー(光が二重になって見える)」「スターバスト(光がはじけて見える)」「グレア(光のまぶしさ)」で見づらくなります。しかし当院では新しい照射方式(ニューカスタムレーシック)を導入しましたので従来の方式よりまぶしさを軽減できるようになりました。

こちらのページをご覧ください。
Newカスタムレーシックとウェイブフロント

近視も乱視もありますが手術はできますか?

近視・乱視の程度にもよりますが、非常に強い近視や乱視の方は矯正できない場合もあります。近視の度数-10.0D以下、乱視-3.0D以下の方で角膜の厚みが十分ある方なら手術は可能です。ただし強度の近視や乱視のある方や眼の病気がある場合は手術できない場合があります。適応検査の診察にて手術可能か判断させていただきます。

高度近視でも手術は可能ですか?

レーシック手術では、角膜を削って近視を矯正するので近視が強いほど、削る量が多くなります。削る量が多くなると安全性にも欠け近視への戻りが考えられます。高度近視の方は、レーシック手術適応外となる場合もありまして、後房型フェイキックIOL(ICL)手術の方がおすすめです。詳しくはこちらへ

手術を受けたあとでまた近視になることはありますか?

「近視の戻り」は特に強度近視(-7.0D以上)の方やレーザー照射後の角膜厚が薄い方に起きる可能性が高くなります。そのような方にはあらかじめ近視への戻りの可能性について十分説明させていただいております。もし近視に戻った場合、再手術が可能か医師が判断し、再手術を行うこともあります。(全ての方が再手術可能なわけではありません。)

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適応条件について

花粉症の人はレーシックを受けられないのでしょうか?

花粉症のひどい時期は避けた方が良いでしょう。花粉症がひどい時は眼のコンディションもあまりよい状態ではないので角膜の表面が荒れていたり目薬の影響が普通の時より強く出ることにより、手術中のトラブルがおこりやすくなります。フリーフラップや不完全パスなど手術中のトラブルのもとになりますので、アレルギーがおさまった頃の手術をおすすめします。

飛蚊症でも手術は可能ですか?

LASIK手術をしても、飛蚊症は治りませんが、手術に関しては特に問題ありません。診察の結果眼底に異常が見られなければ手術は可能です。

緑内障の人は手術を受けられますか?

現在緑内障で視野に異常がある場合は手術はできませんが、もし将来的に緑内障になった場合緑内障の手術は可能です。術後の眼圧測定は角膜の形状変化のためノンコンタクトトノメーターやトノペンの値でも、正確に測ることができないと言われています。術後は医師の診察を定期的に受けていただくことが重要となります。

眼球振盪がありますが、手術は可能ですか?

弱い振盪でしたらアイトラッキングシステムやトーションエラーコレクション(TEC)の導入により不正乱視の発生も抑えることが可能になりました。もし、眼球が大きく動いて照射位置がずれた場合はレーザーが自動的に停止しますのでご安心ください。

ピルを飲んでいますが、レーシックを受けることは可能ですか?

飲み続けてホルモンが安定していれば問題はないと思います。ただし妊娠中や出産後、授乳中の時はホルモンのバランスが崩れるので(角膜厚が不安定になる)手術は受けない方が良いでしょう。(出産後1年以降、なおかつ断乳後3ヶ月以降経てば、手術は可能です。)

膠原病の人は手術は受けられますか?

膠原病(シェーグレン症候群:涙が極端に少ない病気)は適応外となります。なぜなら術後の傷の治りに涙は非常に重要なのです。術後3ヶ月は眼の表面があれやすいので乾燥を防ぐため人工涙液をさして対応していただきます。それでも乾燥感が強いときは涙点プラグ(涙の排水孔に「涙点プラグ」という小さなプラスチックの栓をして涙をためること)という処置をさせて頂く場合があります。

以前網膜剥離でレーザー手術を受けたのですが、手術は可能ですか?

網膜の状態が落ち着いていれば問題ないと思います。(ただし、散瞳して詳しく検査しますのでその日は運転でのご来院は避けて頂いた方が良いでしょう。)網膜剥離の影響であまりよい矯正視力が出ない方の場合、レーシックを受けられても矯正視力以上によく見えるようにはなりません。また、網膜剥離術後の見え方にゆがみがある場合ゆがんだ見え方は改善されません。

年齢制限はありますか?

基本的にはありませんが、20歳以上の方に限ります。20歳未満ですと成長段階にあり、近視が進む可能性があります。ただし20歳未満の方でも職業選択などの理由により裸眼での視力が資格取得などにかかわってくる場合は医師との相談の上、保護者の同意があれば手術を行うことが可能です。50歳前後から老眼の問題がでてきますが、白内障などの病気がなければ基本的にはレーシック手術は可能です。ただし、老眼年齢に達した方は、術後すぐ近くを見る時に老眼鏡が必要になります。レーシック手術では、老眼に対応できない為、老眼対策の手術としては多焦点眼内レンズ挿入術がありますが、こちらの手術は少なくとも軽度の白内障のある方が前提となります。詳しくはこちらへ

カウンセリングなどでその方のライフスタイルに合った矯正方法を選んでいただくことが可能です。

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過ごし方について

手術後や手術前の過ごし方について教えてください。

こちらのページをご覧ください。
手術をうけるまで

手術の費用について教えてください。

こちらのページをご覧ください。
手術費用

適応検査や手術の前にはレンズは使用できないのですか?

コンタクトレンズを使用されていますと、角膜の形状がコンタクトレンズにあわせて変形してしまいます。当院ではハードレンズ10年以上使用の方は、術前検査の1ヶ月以上前からレンズを外していただきます。(外す期間に関しては個人差があるので、通常よりも長くなる場合もあります。)10年以下の方は2週間、ソフトレンズの方は1週間、乱視矯正のソフトレンズの方は2週間外していただきます。ただし、適応検査(初回検査)はコンタクトをつけて来院されても特に問題はございません。ハードレンズ長期使用の方はソフトレンズに切り替えていただく方法もあります。

私は消防士をしていますが、どのくらいの期間安静が必要ですか?

内勤で事務的なお仕事でしたら三日目から業務につくことが可能です。一般的なスポーツや激しい運動などは手術後一ヶ月間避けていただいております。そのため場合によっては訓練をしばらく休んでいただく必要があります。消防士や自衛官の方々はハードなお仕事なので安全性を考えるとできればPRK(*)の方が好ましい場合があります。

*PRKとは・・フラップを作らずにレーザーを照射するので術後多少眼に衝撃が加わっても問題ありません。PRKはフラップを作らないぶん確かに安全ですが、角膜が混濁する場合もありますので角膜上皮がしっかりとはってくるまで眼を使わないようにしていただくため3日~5日間の入院をおすすめしています。その間はお仕事も休んでいただく必要があります。

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その他

いろんな照射方式がありますが、簡単にどう違いますか?

エキシマレーザー照射方式の違い

こちらのページをご覧ください。
Newカスタムレーシックとウェイブフロント

手術前の検査はどういったものがあるのですか?

こちらのページをご覧ください。
手術をうけるまで

手術中や術後に痛みはありますか。

手術中には点眼麻酔をするので痛みを感じることはほとんどありません。ただし、開瞼器をつけてまぶたを上下に大きく開いたときにはつっぱるような痛みがあり、サクションリングをつけ吸引をかけた時には眼球をひっぱられるような痛みがあります。術後3~4時間は涙がとまらない感じやしみる感じがあり違和感もありますが、翌日にはほとんど痛みは消えています。いずれにしても心配されるような痛みではありません。

手術の跡は残りますか?

レーシックではフラップ(ふた)を作り実質層にエキシマレーザーを照射してフラップの位置をもとにもどします。フラップを戻した後は顕微鏡でなければ分からないくらいで肉眼では見えません。

入院は必要ですか?

基本的には入院の必要はありませんが、翌日検査がございますので遠方の方には入院設備はございますので、ご希望であれば入院することが可能です。(素泊まりで2000円)

術後の検査は必要ですか?

安定した視力を得るためには定期的な視力検査をおすすめします。(翌日、一週間後、1ヵ月後、3ヶ月後、半年、一年後)遠方の方には一ヶ月検診時に紹介状をお出しすることも可能です。(術後初期は変化の起こりやすい大切な時期ですので、できれば遠方の方も一ヶ月検診までは当院にて受診してください。)

レーシックで老眼に早くなりますか?

レーシックを受けたことにより老眼が進行することはありません。老眼とは年を重ねるごとに眼の中のレンズの弾力性が失われる状態でそのために近くを見てもピントが合わなくなる状態をいいます。個人差はありますが、レーシックを受けていなくても、通常40代後半になると老眼を感じるようになります。(手術を受けた方に限らず、近視の方でも感じるようになります。)ただし、近視の方の場合、手元にピントが合いやすい状態なので、術後は近視の時よりも早く老眼を感じるようになります。手元が見にくい場合は老眼鏡をかけていただくことになるでしょう。